地域社会に貢献し信頼される企業を目指す新光糖業株式会社

新光糖業株式会社

共同研究

 

サトウキビを通じて共同研究を実施しています

2015年11月18日(水)共同研究を行っている東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座
          化学システム工学専攻(兼担)菊池特任准教授が、種子島での
          研究成果を論文として発表されました。
「種子島内には、サトウキビの搾りかす(=バガス)や木質資源など、もっと効率的に利活用できる再生可能な余剰資源が存在する。こうした余剰資源を燃焼させ、発生する熱を発電や島内の熱を必要とする産業で活用することで、化石燃料の使用や温室効果ガスの排出を削減することができる。」 との内容となっています。

詳細に関して興味のある方は、こちらを参照下さい。 http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jiec.12347/abstract

また、「希望を集め 未来を創る ~地域で紡ぐ 未来の姿~」をテーマとした「プラチナ社会」総括寄付講座のシンポジウムが12月8日(火)東京大学本郷キャンパスで開催される予定です。その中で、菊池特任准教授が当社と共同で研究した内容も含めて講演される予定です。

参加ご希望の方は、こちらを参照下さい。
http://platinum.u-tokyo.ac.jp/symposium2015/program.html
2015年04月08日(水)早稲田大学との共同研究を実施
早稲田大学理工学術院教授 中垣隆雄氏と蓄熱輸送によるバガスの有効活用に関する共同研究を行っています。

当社では、サトウキビを圧搾することで発生する「バガス(搾りかす)」を、バイオマス燃料としてボイラで燃焼させて大量の水蒸気を得ています。工場では、この水蒸気で蒸気タービンを運転することにより、圧搾の動力や工場内の電力を賄い、さらに蒸気潜熱を加熱濃縮用の熱源として有効に利用しています。

しかし、残念ながら現状でもこの蒸気の熱を100%有効利用できているわけではなく、加えてバガスを燃焼させたボイラ排ガスの熱も有効利用できる可能性があります。

当社との共同研究では、この熱の有効利用を目指し、繰り返し使用可能な無機系蓄熱材に未利用の熱を蓄積し、熱を必要とする場所まで運搬したうえで、放熱させて利用する蓄熱輸送システムを構築しようとしています。
2014年08月02日(土)種子島にて 「自然と共生するスマートエコアイランド種子島」をテーマ
          にシンポジウムが開催されました
当社と共同研究を行っている菊池特任准教授が所属する東京大学総括プロジェクト機構 「プラチナ社会」総括寄付講座の主催で、自然共生社会の実現、地域資源の利活用に関する講演やサトウキビ産業に関する 講演が行われました。 詳細は、こちらをご参照下さい。http://platinum.u-tokyo.ac.jp/posts/post4.php

2014年06月04日(水)鹿児島大学との共同研究を実施
種子島のサトウキビ栽培の適正化 ―低温回避技術の開発を目指して-

当社は2014年から鹿児島大学農学部(熱帯作物学研究室、坂上潤一教授)と共同で低温回避技術の開発の取り組みを始めました。本研究は、冬場の気温の低下によって春植え、株だしの萌芽速度が低下することを回避するために、昼間の蓄熱を利用して夜の地中温度の低下を抑制し、低温障害を回避しようとするものです。現在、当社付属圃場において栽培比較試験を実施するとともに、鹿児島大学郡元キャンパス(鹿児島市)では、サトウキビの低温反応性のメカニズムの解明についても研究をすすめています。

種子島は、南西諸島の中で高緯度地帯に位置するため、サトウキビの生長に要する温度が不足する可能性が指摘されています。これは、サトウキビの生育期において健全な成長に必要な気温(約25℃以上)を確保できる期間が3か月と短いためです。※沖縄など種子島以南のさとうきび産地では、平均温度25℃以上の月が4~5ヶ月程あります。

種子島におけるさとうきび栽培は、春(2月中旬)に植付けて翌年に収穫する「春植栽培」と、収穫(12月~4月)した切り株から直接芽を出させる「株出栽培」が主流となっています。 いずれも気温が低い時期に行う為、さとうきびの生育にとっては十分な環境ではありません。 このため、種子島では、低温への対策として、ポリマルチで苗を保温して発芽・萌芽を促す技術を奨励しています。 しかし、ポリマルチ被覆時の作業に加えて、使用後の廃棄作業が重労働であるため、普及の足枷ともなっています。 一方で、易分解性材料を使用したマルチは廃棄作業に伴う労働力の軽減という効果は認められるものの、コストの面から現場で導入する段階に至っていません。

このように、種子島においては、サトウキビの安定生産の維持の点から、冬場の低温回避を目的とした低投入栽培技術の開発が望まれています。 さらに、近年の地球環境の変化に対応する環境調和型農業の推進の点でも、新しいサトウキビ栽培のあり方について考えていかなければなりません。
2014年05月19日(月)東京大学との共同研究を実施
東京大学「※プラチナ社会」総括寄付講座化学システム工学専攻(兼担) 特任准教授菊池康紀氏と共同研究を行っています。

東京大学では、我が国において「プラチナ社会」を実現するための、理論的背景の整理、知の構造化による課題解決のフレームワークづくり、普及展開方策等に関する研究を行っています。

当社と共同研究を行っています菊池康紀氏は、その中心で活躍されています。

当社との共同研究では、島嶼地域の自然資源を活かした持続可能な社会モデルを構築するための第一歩として、先ずは、サトウキビの圃場から製糖工場までの効率的な生産体制・生産方法の確立を目指しています。

※「プラチナ社会」とは、環境・エネルギー、高齢化社会、成長と雇用等の課題を解決できている社会を言います。
2014年05月13日(火)世界初!「逆転生産プロセス」の実証試験を実施
アサヒグループホールディングス(株)との共同研究で,「砂糖・バイオエタノール逆転生産プロセス」の実証試験を中種子工場で実施しました(4/14~19)。

「逆転生産プロセス」は,特殊な酵母を用いてサトウキビの清浄汁やシラップに含まれる「還元糖」(砂糖結晶化の阻害要因)のみを選択的にバイオエタノールに変換した後に,砂糖の結晶化を行なう方法です。

砂糖とバイオエタノールの生産順序を逆転させていることが最大の特徴で,砂糖原料となる「ショ糖」を全く変換せず,阻害要因である「還元糖」のみをエタノールとして除去することで,砂糖回収率を向上させる画期的な方法です。

この世界初のプロセスの開発によって,共同研究先のアサヒグループホールディングス(株)は第22回地球環境大賞(2013年)を受賞しています。→「逆転生産プロセス」の概要を見る

本年の実証試験の目標は,製糖工場内の実際の清浄汁(1回あたり1000L)を用いて,20回連続の選択的発酵プロセスを完遂すること,そこから課題を抽出することであり,これらの目標は無事達成できました。
実用化までにはまだ課題がありますが,今後も世界の製糖工場に先駆けた新技術にチャレンジし,「種子島から世界へ」を合言葉に,世界のサトウキビ・砂糖産業の更なる発展に貢献していきます。