地域環境への取り組み
当社は地球にやさしい、廃棄物・有害物質の出ないゼロ・エミッション工場です。
「ゼロ・エミッション」とは、人間の経済活動による自然界への排出をゼロにするという考え方。
新光糖業ではこれを社内規範にも取り入れ実践しています。 製品の製造過程で生成される副産物や廃棄物を堆肥やボイラー燃料として工場内外で有効活用したり、排出される物質に適切な処理を施したりと、地域環境への配慮に最善を尽くしています。
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サトウキビのしぼりかす
サトウキビのしぼりかすを「バガス」と呼びます。
圧搾工程で生成されるバガスは、ボイラー燃料として使用され、発生する蒸気で工場内全ての電力を賄う発電機や圧搾機のタービンを動かします。また、蒸気は効用缶や結晶缶などの熱源としても利用されています。
ボイラー燃料に使用されて余ったバガスは、堆肥センターや農家の皆さんに販売され、家畜の敷料として使用されたり、堆肥となってきび畑に還元されます。
当社のバガスを使用して工場内の電力需要を賄う方式が、地球環境にやさしい「グリーン電力発電設備」として認定を受けています。グリーン電力の詳しい仕組みは「サミットエナジー株式会社ホームページ」をご参照ください









沈殿物
清浄工程で生成される沈殿物をフィルターケーキと呼びます。
その主成分は石灰とサトウキビに含まれる有機物であり、土壌改良資材として販売されサトウキビ畑に還元されます。



最終糖蜜
分離工程で生成される最終糖蜜は、家畜の飼料や発酵原材料用として利用されています。



燃焼灰
バガスをボイラーで燃焼することにより燃焼灰が発生します。また、排出ガス中に含まれるばいじんを大気中に飛散させないように電気集塵機で捕集しています。
これらの燃焼灰はフィルターケーキ(清浄工程で生成される沈澱物)と混合され、特殊肥料(鹿児島県登録)として販売し、サトウキビ畑に還元されています。



糖分を含んだ排水
糖分を含んだ排水は排水処理施設で処理されます。排水中の有機物が回転円盤と呼ばれる装置に定着させた好気性微生物により分解され、さらに曝気、沈澱、ろ過、薬剤処理が施され、工場で使用される冷却水として再利用されます。


