地域社会に貢献し信頼される企業を目指す新光糖業株式会社

新光糖業株式会社

製品ができるまで

 

栽培・収穫

サトウキビとは・・・ 「サトウキビ」は、イネ科に属する多年生の植物で、「甘蔗(かんしゃ)」とも言われています。 日本では、沖縄県と九州、四国の一部で栽培され、北海道で生産される、ビートと同様に砂糖 の原料となります。 サトウキビの植付には蔗茎を切った種苗を用います。 春(2月中下旬)に植えて翌年に収穫する「春植栽培」と、夏(8~9月)に植えて翌々年に収穫する 「夏植栽培」。そして収穫後の切り株から直接芽を出させる「株出栽培」があります。また種子島では「ポリ被覆栽培」という育成期間を早める為の世界でも珍しい育成方法を用いています。サトウキビは、12ヶ月から18ヶ月で生長し、気温が下がる冬に完熟します。
収穫方法には、人手による「手刈」と、機械(ハーベスタ)による「機械刈」があります。

生育期のサトウキビ

収穫時期(12月中下旬~4月中下旬)には、原料茎長(葉部含まない)で約2mほどにもなります。 茎自体が目的の収穫物で茎に糖分を蓄えます。

  

サトウキビ手刈収穫

手刈収穫の場合は「倒し鍬」という器具で一本一本丁寧に刈り取ります。収穫の際は梢頭部(しょうとうぶ=サトウキビの頂上部分)、枯葉等 不要な部分(トラッシュ)は取り除きます。

 

サトウキビ脱葉作業

枯葉など不要な部分を取り除くのは「脱葉鎌(だつようがま)」(画像下)というサトウキビ専用の鎌を使います。

機械刈収穫

ハーベスタなどによる「機械刈」では、事前に梢頭部という原料としては不要なサトウキビの頂上部分を切り取ってから収穫を行う方法(画像上)と、梢頭部を含んだ全茎を収穫する方法(画像下)があります。全茎を収穫した場合には、精脱施設に持ち込み、原料以外の梢頭部や蔗根などを取り除く作業を行います。

精脱葉処理

全茎で収穫されたサトウキビは、精脱葉処理施設に持ち込まれ、梢頭部や蔗根、枯れ葉等の不要な部分(トラッシュ)と、原料とを選別します。枯葉は風力によって除去し、梢頭部や蔗根は人の手によって選別されます。選別された原料は速やかに製糖工場へと搬入されます。