地域社会に貢献し信頼される企業を目指す新光糖業株式会社

新光糖業株式会社

製品ができるまで

 

しぼる(圧搾工程)

地域環境への取り組み

圧搾工程では一分間に約1tのサトウキビを、連続的に圧搾します。 3本一組の圧搾機ロールが4組で一連となっており、順次通り抜けながら丁寧にしぼっていきます。
第4ロールの前では注加水と呼ばれる温水を掛け、糖分を取り出しやすくしています。また、第4ロールの搾り汁は第3ロールの前に返し、第3ロールの搾り汁は第2ロールの前に返して注加水と同様の働きをしています。 第一ロールと第2ロールのしぼり汁は、合わせて混合汁と呼びます。混合汁はこの時点で糖分以外の不純物を多く含んでいるため、清浄工程へ送りきれいにします。また、しぼりかすはバガスと呼ばれ、ボイラーで燃やして蒸気をつくり工場内の動力源・熱源となります。

ケーンタンブラー

ケーンテーブルの出口側に設置されており、投入されたサトウキビを回転するナイフで20㎝程度の長さに切断する装置です。当社では、より均一に切断できるようにケーンタンブラーを二重化しています。

細裂機

ケーンタンブラーで切断されたサトウキビをさらに繊維状になるまで砕く装置です。より細かく砕くことにより、圧搾機での搾汁効率を高めています。

金属探知機

サトウキビ原料の中に時折混入しているハーベスタの部品、鎌、鍬(くわ)、ジュース缶等々の金属片を検出・除去して圧搾機を保護する為の装置です。

  

圧搾機

3本のロールとそれを支えるハウジングで構成されています。当社ではこの圧搾機を4台設置して、サトウキビを連続的に4回搾っています。より多くの糖分を搾り出す為に、第4ロール入口で温水を注加し、第3ロール及び第2ロール入口で薄い糖汁を注加しています。

  

圧搾ロール

圧搾機のロール表面には溝が加工されており、噛み込みを良くし、ジュースの排出を助ける働きをしています。

  

圧搾・清浄制御室

圧搾・清浄・濃縮工程の装置をこの制御室でコンピューター制御しています。自動制御すると同時に、液温や糖液流量などの運転状態を常時監視・記録し、異常が発生すると警報で係員に知らせることによりトラブルを未然に防いでいます。

  

バガス

第4ロールから排出されるサトウキビの搾りかすをバガスと呼び、水分はおよそ45~47%、2%程度の糖度を含んでいます。コンベアでボイラーに運ばれ、燃料として使用されます。

  

混合汁(こんごうじゅう)

混合汁は、第1ロールと第2ロールから搾り出される搾汁液が混合されたものです。糖分以外の不純物(土砂やたんぱく質など)を多く含んでいる為に、不純物を取除く清浄工程へ送られます。濃度は12~13%程度です。

各工程ごとの原材料の移り変わりを見るにはこちら