地域社会に貢献し信頼される企業を目指す新光糖業株式会社

新光糖業株式会社

製品ができるまで

 

受入・貯留

一日の工場処理能力1,500トンに合わせて、生産者に収穫量を割り当てます。収穫されたさとうきびは島中から一日およそ400台のトラックで当社に運ばれてきます。運ばれてきたサトウキビは、最初にトラックスケールで重量を計測します。その後、一部サンプルとして採取して土砂、枯葉、青葉などを除去し、不純物混入の測定(トラッシュ率査定)を行った後、サトウキビの品質である甘蔗糖度の測定を行います。カッターグラインダーと呼ばれる装置でサトウキビを細裂した後、近赤外分光分析計を用いて、甘蔗糖度の測定を行います。
甘蔗糖度別に原料取引価格が決まっており、原料重量と甘蔗糖度をもってサトウキビの代金を決定した後、生産者に支払われます。サンプル採取を終えたサトウキビは原料ヤードへ積み上げられます。原料ヤードに蓄えられたサトウキビを建設機械を使って、ケーンテーブルと呼ばれる搬送設備に順次投入していきます。

トラックスケール

生産者が出荷したサトウキビの重量を計測します。搬入トラックは、原料ヤードにサトウキビを荷降した後、再びトラックスケールにて空車重量を計測し、原料重量を求めます。

品質取引測定用サンプル採取

トラックスケールにて重量を計測した後、品質取引測定用のサンプルを搬入トラック1台につき約5Kg採取します。

トラッシュ率査定(不純物混入の測定)

採取したサンプル全量についてトラッシュ査定を行います。

トラッシュとは、搬入原料に混入している梢頭部、蔗葉(葉鞘、枯れ葉を含む)、稚茎、動物による食害茎、病害虫茎、枯敗茎(腐敗茎を含む)、根、土石、雑草その他、製糖原料として商品価値のないものを示します。

トラッシュ査定によって搬入原料の内のトラッシュ率を算出し、製糖用としての原料のみを購入します。

サンプルの細裂

カッターグラインダーと呼ばれる装置でサトウキビを細裂します。

甘蔗糖度測定

細裂されたサトウキビは、近赤外分光分析計で甘蔗糖度を測定します。

原料ヤード

サトウキビを約1,500㌧/日をストックします。
画像上 手刈原料。 画像下 機械刈原料。

ケーンテーブル

貯留されたサトウキビが投入される設備で、圧搾工程の玄関口です。